① 「保護されていない通信」の警告が出る原因
原因はシンプルで、サイトが SSL(https:// の暗号化通信)に対応していないからです。
具体的には、以下のいずれか:
- サイト URL が
http://から始まっている(SSL 証明書が未発行) - SSL 証明書は発行されているが、サイト内のリンクが http:// のまま(混在コンテンツ)
- SSL 証明書の有効期限が切れている
- 証明書の設定ミス(ドメイン名が一致していない等)
多くの中小企業サイトでは、原因①が圧倒的に多いです。10 年前に制作してそのまま運用しているサイトでは、SSL 対応が標準ではなかった時代の設定が残っています。
② 放置するリスク(3 つ)
リスク 1:訪問者の離脱率が大幅に上昇
Google Chrome ・ Safari ・ Edge では、「保護されていない通信」の警告が目立つ赤色で表示されます。訪問者の約 40〜 60% は、この警告を見た時点でサイトから離脱すると言われています。問い合わせや資料請求が入らない原因になります。
リスク 2:SEO 検索順位の低下
Google は 2014 年からHTTPS サイトを検索順位で優遇すると公式発表しています。「保護されていない通信」のサイトは、同条件の HTTPS サイトに検索順位で負けます。SEO 対策を頑張っても、SSL 未対応では土俵に乗れません。
リスク 3:問い合わせフォーム経由の情報漏洩
SSL 未対応のサイトでは、問い合わせフォームに入力された名前・メール・電話・内容が暗号化されずに送信されます。公衆 Wi-Fi など不特定多数が接続するネットワーク経由では、第三者に盗み見られる可能性があり、個人情報保護の観点でも重大な問題です。
③ 自社サイトの SSL 状態をチェック
以下の方法で、自社サイトの SSL 状態を確認します。
方法 A:ブラウザで直接見る(最も簡単)
- Chrome ・ Safari で自社サイトを開く
- URL バーの左側を見る
- 🔒マーク = SSL 対応済み / ⚠ ・「保護されていない通信」= 未対応
方法 B:https:// に書き換えてアクセス
URL の http:// を https:// に書き換えて再アクセス:
- 正常に表示される → SSL 証明書は発行済み。あとはサーバの常時 SSL 化設定を有効にするだけ
- エラー・警告ページが出る → SSL 証明書が未発行、または設定不備
④ 無料で SSL 対応する手順(主要レンタルサーバ別)
多くの主要レンタルサーバは、無料 SSL(Let's Encrypt)が標準提供されており、管理画面から数クリックで有効化できます。
エックスサーバーの場合
サーバーパネル → 「SSL 設定」→ 対象ドメイン選択 → 「独自 SSL 設定の追加」→「無料独自 SSL を追加する」。反映に数分〜 1 時間程度。追加費用 0 円。
さくらインターネットの場合
サーバコントロールパネル → 「ドメイン/SSL」→ 対象ドメインの SSL 設定 →「Let's Encrypt の設定」→「無料 SSL を設定」。追加費用 0 円。
ロリポップの場合
ユーザー専用ページ → 「セキュリティ」→「独自 SSL 証明書導入」→ 対象ドメインを選択 →「独自 SSL(無料)を設定する」。追加費用 0 円。
常時 SSL 化の設定
SSL 証明書を有効化しただけでは、http:// でアクセスされた時に https:// へ自動転送されません。「.htaccess」で以下のリダイレクト設定を追加:
RewriteEngine On
RewriteCond %{HTTPS} off
RewriteRule ^(.*)$ https://%{HTTP_HOST}%{REQUEST_URI} [R=301,L]
サイト内リンクの書き換え
WordPress の場合は「設定」→「一般」で、「WordPress アドレス」「サイトアドレス」の http:// を https:// に変更。他のサイトでは手動で全ページのリンクを書き換え(または「Really Simple SSL」プラグインで一括対応)。
⑤ 対応したのに警告が消えない時のチェック
SSL 対応をしたのに「保護されていない通信」が消えない場合、以下を確認します。
原因 1:ミックスコンテンツ(混在コンテンツ)
ページ内の画像・ CSS ・ JS ファイルが http:// のまま。ブラウザの開発者ツール(F12 → Console タブ)で確認できます。
対策:すべての内部リンク・画像の URL を https:// に書き換え。WordPress なら「Better Search Replace」プラグインで一括置換。
原因 2:キャッシュの残留
ブラウザや CDN(Cloudflare 等)にキャッシュが残っている可能性。キャッシュクリアすると解決することが多いです。
原因 3:証明書の有効期限切れ
Let's Encrypt の無料 SSL は 90 日ごとの自動更新が基本ですが、まれに更新に失敗することがあります。レンタルサーバの SSL 設定画面で有効期限を確認。
まとめ
「保護されていない通信」の警告は、無料・短時間で解決できるにもかかわらず、放置すると売上と信頼に直結する大問題です。
- 離脱率上昇で問い合わせ減
- SEO 順位低下で流入減
- 情報漏洩リスクで信用低下
多くのサーバで管理画面から数クリックで対応可能。「よくわからない」「サーバ画面を触るのが怖い」という方は、お気軽にご相談ください。
合同会社 SKY が制作するホームページは、SSL 標準装備+常時 SSL 化+自動更新設定。既存サイトの SSL 対応代行(無料〜数万円程度)も承っています。お気軽にご相談ください。
